2009年08月29日

「TOKYO 一坪遺産」

4393332962TOKYO一坪遺産
坂口恭平著
春秋社 2009-06-25

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「高架下の画家仙人」サカイさんの生活用品は、台車にのったみかん箱2つと籐かご1つだけ。
でも、手作りの袋に入っている裁縫道具を使って、服はすべて自分で作っています。
材料はふとん、じゅうたん、シーツ・・・。
ツギハギ、パッチワークもあるけれど、色彩感覚が絶妙でカッコイイそうです。
写真がないので色はわかりませんが、悠然とたたずむサカイさんのイラストがあります。

材料は近所のひとが、「生まれ変わらせてください」と持ってくるらしく、サカイさんいわく「私だったらそれができるからね」とのこと。

超コンパクトに暮らすサカイさんだけではなくて、靴磨き屋さん、宝くじ売り場、ミニチュアや豆本を作る人、庭がなくても緑に包まれた家。
などなど、自分の手と頭を使って、自分にぴったりの心地よい空間やものを手に入れた人が次々と登場するのです。

都会のすきまにも空間は無限に広がっているし、見えなくても空間は存在している。
そして、そういう空間を持って暮らしている人もちゃんといますよ、よく見てねという本。

子どものころ、机の下を自分だけの空間にしたり、駐車場を野球場にして楽しんだ経験から、広い空間を使う建物に疑問を持った著者。

「TOKYO 0円ハウス 0円生活」という本では、路上生活者の家や生活について書いています。
そこに登場する鈴木さんの家にも、手作り気分がずいぶん刺激されましたので、よかったら読んでみてください。

4479391673TOKYO 0円ハウス0円生活
坂口恭平著
大和書房 2008-01

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posted by つくつく坊や at 17:53| 山口 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・・・いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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