2009年11月17日

「イヌイットの壁かけ」

少し前にみんぱく(民族学博物館)へ行ってきました。
特別展は「自然のこえ命のかたち カナダ先住民の生みだす美」
企画展が「点天展 点字の考案者ルイ・ブライユ生誕200年記念」
テーマ展示「クリスマスからイースターへ ヨーロッパにおけるキリスト教と民間信仰」に、常設展もあって盛りだくさんでした。

20091117-1.jpg


はじめにカナダの展示に行ったので、ここだけはビーズ刺しゅうのくつや服をゆっくり見ました。

皮をなめして、骨の針に通した動物の腱を糸にして縫うって、どれだけ時間がかかるのか想像もできません。
そのうえ、フリンジをつけたりビーズで飾ったりと、装飾もいっぱい。

こういう服を、1人の人がどれだけ持っていたのでしょうか。
晴れ着として1着? それとも、普段からこの1着だけ?

骨で針を作るのも、たいへんだろうと思います。
形は作れても、穴は?

感動のあとは、疑問がふくらんでいくばかり… 

その展示の中に、1点だけ壁かけがありました。
本で見たことがあった…と思いだしたので、また図書館で借りてきました。

20091117-2.jpg  岩崎昌子 暮らしの手帖社

ここにある壁かけは、防寒服を作ったあとの、ダッフル地の端切れで作られているそうです。
赤や青、黄色などの原色や、はっきりした配色で、動物や人、生活の一場面などがアップリケされています。
ふちは色糸でステッチされていて、それをみるのも楽しいです。

洗練されたデザインと配色のものもあれば、自由奔放にアップリケとステッチが入り混じっているものも。

どれも、自分たちイヌイットの世界を、自分なりの表現で壁かけにしています。
思いを形にする力は、だれにでもあるのかも。
たくさんの壁かけをみていると、そんなふうに思えてきます。

posted by つくつく坊や at 23:15| 香川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・・・手芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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