2013年08月13日

「尊厳の芸術」

414009351X尊厳の芸術―強制収容所で紡がれた日本の心
デルフィン・ヒラスナ 国谷 裕子
NHK出版 2013-05-28

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この本には、人形やレース編みの手さげ、木や貝、種で作ったブローチが、絵画や彫刻と同じように扱われています。
たくさんの手づくりの日用品が、「尊厳の芸術」として紹介されているのです。

そろばん、鰹節削り、鉛筆立て、杖、イス、はさみ、ペンチに、花札…
みんな、アメリカの日系人収容所で、ふつうの人々によって作られたものでした。

築きあげた生活と収入を失って、収容所での暮らしがすべてになった人が、必要のため、自らの心をたもつために手を動かして生みだしたもの。

だれが、どんな思いで、だれのために、ヒマワリの種でブローチを作ったのでしょう。
だれが、どんな思いで、小石をコンクリートでかためた鉛筆立てを、捨てることなく今日まで遺してきたのでしょう。

いろんなことを想うのですが、身の回りのものを作りだす力や才は、だれでも持っているのだと思えてきました。
作るか作らないだけで、作れない人はいない。
きっと、そう。

展覧会は、広島県立美術館で9月1日まで。
見たいけれど、遠いです。

posted by つくつく坊や at 12:00| ヤンゴン ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・・・いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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