そのポケットを見ていたら、足先が入るくらい大きくて、物をいれたこともないから、まだまだ元気。
もったいないから、ポケットを甲にしたルームシューズにしました。

かかとと芯は4枚、あとは2枚ずつ。
芯と甲の足首側(ポケット口)は縫いしろなしで、あとは縫いしろを1pつけています。
裏底は、別の布(古い釣り用タイツの上の方、腹巻みたいなところ)を使っています。
型紙は、紙を足にあてて切って、それをもとにして使わない布を切って仮縫いして作りました。
1回では成功しなかったので、何度かそれをくり返して調整。
ポケットをうまく使って、しかも自分の足にあったものを作りたかったので、ここはしっかり。
右左の区別は、ありません。
そのほうが作るときにまちがえる確率が低いし、使うときも迷わずサッとはけるから。

Aそれを表に返して、ミシンでステッチ。
B内底(おもて)にかかとを置いて、かかとにかぶせるように甲をのせて、ぐるっと1周縫いあわせます。
かかとと甲は、端で1pくらい重なっています。
Cかかとと甲の縫い目を、手でまつり縫いします。
内側は、かかとの布端のほつれ止めをかねて、しっかりと。
外側は、縫い目が見えないように、すっきりと。
D内底の縫いしろを裏側に折って、手でまつり縫いします。
右の写真、左が縫いしろを折って縫う前で、右が縫ったもの。
E裏底(うら)に芯2枚をかさねて、動かないように縫いとめます。
F裏底の縫いしろを裏側に折って、内底(うら)にかさねて手でまつります。
Gかかとに飾りをつけて、できあがり。
飾りはなくてもよかったのですが、ガウンのベルト通しの形と大きさがちょうどよかったので、つい。
自分の足にあわせて作っただけあって、ぴったり。
底に芯をいれたのでクッションがよくて、いいかんじにできました。
これで柄が好みだったら、いうことなしでした。